欲望ばかり
病理診断のち治療と経過
感情が負の方向へ振れたとき嫌な言葉をあえて選んで発している自分がいる
それが癖になって無意識でやるようになっていって自分でも気付かなくなって、たちまち嫌な人間の出来上がり
いつも距離感を計り間違えて言った後に後悔することが多すぎる。後悔するわりには次回から進歩が見られない。何にも進歩していないから、またしても後悔した今、以前とは違う手を打たないと一生このままになってしまう。危機感を抱けている内に身の処し方を会得しなければいけない
自己嫌悪するのは心地良い。なんとなく悩んでる風に錯覚出来てしまう。単なる甘えであり相手への誠意にはちっとも繋がらない。自己嫌悪は反省に非ず
恋愛すると相手も一人の人間という当たり前のことを忘れ、自分の所有物のように感じているところがある
思い通りにコントロールしたがる
意外と自分が束縛激しいことを知った
相手の時間を自分で埋めたい愚劣な欲望があることも知った。そのためなら身銭も切る自分に驚く。本来自分は驚くほどケチだった筈なのに。これは将来ホストに嵌るポテンシャルを持っているな
自分のことばかりで相手のことをまるで考えていない
全部解ってもらおうとしていて投げるべきボールだけでなく石まで投げている、それどころかぶつけにかかっている
何を焦っているのか、何をこんなに不安に思っているのか
自分の欲求が満たされていない=足りない=不安、とでもいうのか
わたしが満たされていて当たり前というハードルを勝手に掲げていないか
おこがましい。相手の中に自分と似ていたり同じものを見つける度に嬉しくなるし、それを拾い集めていく作業はとても大切だけれども、浮かれて相手と自分は同じ人間という勘違いをついしてしまう
自己嫌悪は10分で終わらせること
極端な思考へ至りがちだからストップをかけて態度だけでも即平常運転すること
平常運転ってなんだ、という疑問に至るから自分の平常とはどうあったか過去の自分を客観視して取り戻すこと
行動力がありすぎて暴走するから抑えてちょうどいい、"抑えめ"ではなく抑えること
相手を信じること
暇な時と忙しい時の時間の使い方をうまくすること
思い遣り思い遣り思い遣り思い遣り、意識しなければ出せない未熟者なのだから呪文のように刷り込ませる、自然にそう出来る日がくるまで念仏のように唱え続ける
自分の人間性の向上を諦めることだけは死ぬまでしてはいけない。諦めたらそこで成長はなくなり緩やかに腐敗していく一方で、腐ったまま永らえて生き恥を晒し続けることを想像したらこんなおぞましいことは無い。死んだ方がましだ
こんなことをいつまでも繰り返してしまうならさっさと死んでしまいたい。でもどうせ死なないんだからより良い人間になるべく早くなるしかない
今まで嫌なことから逃げてきたから成長してなくて思い悩む事柄のレベルが低いんだよ
そして意識を高く持ち過ぎると反動でそうでない他人を差別をしたくなる欲求も出てくるに違いないので、いつも今跳べる跳び箱の段数の1つ上だけを目指すこと
立ち止まって片目瞑って人差し指に集中して
夏を貪る
チャンスだと思ったら考えずに即掴め、ダメだと思ったら即手放せ
母方の祖父が生前言った言葉だそう
就職が決まった
3年以上続けているバイト先で25年来の常連様がお声を掛けて下さった
5月頃にいらっしゃった時にもふんわりと求人の話が出たのだが(お客様が社長)、その時はリクナビでエントリーして説明会へ行って選考が進んで内定、という正攻法で就活を突破しなければいけないんじゃないか、お話はありがたいけれどその方がどこまで本気か解らないし、ズルになるんじゃないか、正攻法で決めなければコネ入社だし...と後々コンプレックスになるんじゃないか、と思っていたので本気にしていなかった。自分の力で壁を乗り越えた証が欲しいとも思っていた
しかし就活中の精神不安定な状態のところに、どこまで本気か解らないけれどそう言ってもらえて少し気が楽になり、ただありがたいなあと感じた
その頃は建築業界を受けていて、選考が進んでいる話などをしていた。その方も建築関係の会社なので、今受けている会社は同じ業界の方からしたらどうなんですかとかそういう話をしたのを覚えている。もしかしたらその時の会話で同業種だしとちょっとでも頭に引っ掛けて頂けていたのかもしれない
先週お見えになって、芸大で四回生だったよね、就活はどんな感じ?という話になり、いやもう全滅です超落ち込んでます社会人になれる気がしない〜〜〜とベソベソ零していたら、写真でいくつもりなんかな、うち今求人出してんで、と再度仰られたから食い気味になって話を聞いた。労働環境のことを詳しく口にしておられるからもしかしたらこれは本気で仰ってるのでは、と信じ始めた
その話をしている時に店長が隣に座り、黙って二人の会話を聞いていた。途中から「この人は昔から知ってるけどいい人、信用出来るから大丈夫」と言って、私の良い所を話してくれた。なんて周りに恵まれているんだろうと泣きそうになった
その気があるなら電話して、一回見学においで、履歴書だけ持っておいでという流れになり、翌朝即電話してあれよあれよと面接の日が決まった
先月根詰めて取り組んでいたある会社の選考に落ちてからずっとクローゼットに押し込んでいたリクルートスーツを久しぶりに着た
世の就活という方法が本当にクソみたいだなと始める前からずっと思っていて、リクルートスーツを着た就活スタイルというのがそのクソだと感じてるものの権化、就活生という記号に自ら嵌め込んでいることが堪え難く、着るだけでイライラした。殺気を振り撒きながら、これだけ期待してしまって落ちたらどうしよう、お店では柔和だけど会社での面接がこれまでの選考のようにガチガチで始まったらどうしよう、言うことを何も考えていないという不安と緊張も混じり、そう長くない家から会社までの移動時間でかなり消耗した
結局想像していた恐ろしい事態は微塵も起こらず、出来レースのような面接というかただの会社説明と意思確認があり、私で良ければよろしくお願いします、と言って私の就活が終わった
本当にもう終わったのかと信じられない気持ちで帰路に着き、家族のLINEグループで報告すると、父が一番にウサビッチの喜んだスタンプと「よかったなあ!」という一言を言ってくれて、喜びとやっと開放感がどっと出てきた。フワフワした足取りになった
自分の数ヶ月後の身の振り方が確定していることで他人へのやっかみや焦燥感が消え去って心に余裕が出来て近い未来を想像する楽しみが生まれ、両親祖父母を安心させられたことにも安堵した
特に父にはこれまで何度も面接の練習やESの添削に夜中まで付き合ってもらって大変世話になっていたし、母は留年して就活しているわたしよりも先に現役で4回生の年子の妹が就職が決まったのを手放しで喜んでいいのかと少し苦悩していたらしいので(なんとなくそうだろうなとは思っていたが)本当に良かった
妹が以前「お姉ちゃん就職したらルームシェアしよや〜」と言ってきて無事社会人になれる自信がまったく無くなってしまっていたわたしは、おまえは決まってるからそう言えるけどわたしは自分の未来が全然見えないのに軽く言うな、と暗い気持ちで頷くことしか出来なかったことも、今なら明るい素直な気持ちで聞ける。しかし妹とのルームシェアは絶対揉める。主に金と男関係で
今のバイト先をなんだかんだ長く続けてきたことも、一年留年して真っ当に卒業出来なかったと自分自身の不甲斐なさを恥じたことも、クソだと思ってる正攻法の就活をして散々心折れたことも、この縁を大事に出来るようにということなのかなと思った
恐らく5月の時点で決まってしまっていたらこれほど万感胸に迫ることはなかったと想像出来る。拾って頂いた社長の顔を立てるためにめちゃくちゃ働かなければ
これまで幾度となく思ってきたが本当にわたしは周りに生かしてもらってるんだなとひたすら感謝の気持ちばかり
素直でいて感謝して生きる
この先どうなるかわからないし仕事の向き不向きなんてまだまだ解らないけれどとりあえずこの気持ちを忘れずいるため記しておきたい
過去の自分の言葉などなんにも当てになりやしない
しなければいけないこと(就活)から目を背けて楽しい予定を入れ過ぎて収入に見合う出費をしていない。まずい。
楽しい刹那的な物事はなぜこんなに心沸き立つのだろうか。脳みそを溶かしてくれて気持ちいい。
彼氏が出来てここ2週間ほど、我が世の春かとばかりドーピング的に楽しく嬉しい気持ちが持続している。
まさか自分でこんなことをするとはと自分で驚くような、初めて彼氏が出来た時ですらしてなかったことを浮かれてしていてこそばゆく恥ずかしい気持ち。instagramがリア充になっていく。iPhoneの待ち受けも彼氏の写メにするし、この浮かれ具合は初恋というよりも中年の不倫カップルが脳内お花畑になっている状態によほど近い気がする。この歳で今更というか。万一別れた時のことを考えると恐ろしいのでその辺は考えない。
夏になって、強い日差しと澄み渡る青空と質量のある白い雲、青々としたのを通り越して暑すぎて枯れ気味の草花、そんな風景に目をやると写真を撮りたくなる。フィルムカメラでシャッターを切ることがすっかり特別なことになっていて、だからこそ新鮮な気持ちで撮れて嬉しい。シャッターを押すのがこんなにも楽しいことだと思い出した。
フィルムは不便だしその都度お金が掛かるし嵩張るものだけど、その喜びはデジタルでは得られないのが分かっているのでコンパクトデジカメはこれからも必要無い。
写真を撮りたくなる人がいるのは嬉しい。自分一人の世界の時よりも見える物が倍増する感覚。
自分の人生を明るく楽しいものにする術を増やしていきたい。
それにしてもいつまでも浮かれてないでそろそろ自分一人生きていくための最低限の部分を果たさなければ。
早くなんとかならないものだろうか。来春以降の身の振り方をさっさ決めてしまってお昼のバイトも探したい。
頑張ります。